1-3:勝ちパターン1


鹿子木式はボリンジャーバンドを使用しているので、それを見ていくことになります。
売りと買いは反対方向なだけなので、ここでは「売り」だけを説明しています。買いは単純に反対になります。
2σがー2σにかわるだけです。

そもそも、勝ちパターン1とはなんでしょうか。
FXにおいて、いくらが適正な交換比率かはわかりません。二か国間の経済状況、例えば中央銀行の金利から、方向はこちらではないか、とかは言えます。
しかし、ドル/円が100円が適切なのか130円が適切なのかはわかりません。
そのため、方向性がでて、ドル高円安方向に動き出すと、どこまでも動いています。ただ、「さすがにこれは高すぎじゃない?」と思う市場参加者が増えてくると、反転を始めます。
この反転の始まりを見つけて、エントリーしていくいことになります。

判断基準
①トレンドを見つける:上昇を続けている通貨ペアを探していきます。2σをうろうろしているチャートです。毎日、反転を待っているのは楽しいです。
ここでは、『バンドウォーク』という単語を使用されています。1σを終値が上回り続けることです。陽線でも陰線でも同じです。陽線の始値が1σを下回っていても終値が1σを上回っていればOKです。
②1σを上回っているローソク足が9本以上続いてることが、条件です。途中で1σを下回るローソク足があれば、その次のローソク足からカウントし直します。
③いきなりローソク足1本で1σを下回ることは珍しいです。1.5σくらいでいてくれたほうが、準備ができていいです。
④いよいよ終値が1σを下回ると、エントリーになります。

USDJPYの月足で勝パターン1がでていたので、エントリーです。


バンドウォークしたあとに下落が始まっています。最初に2σにタッチしたのは2021年2月です。そこから2022年10月まで上昇し、11月に下落に転じ、12月で1σを下回ったので勝パターン1の発生です。ちなみに、日足・週足では以下のようになっています。

日足では10月21日に大きく下げて、その後も何度か下げはありますが、陽線が出て反発してもいます。
週足では10月最終週に1σまで陰線で下げてきたので、来週はいよいよ勝パターン1の発生かと待っていたところ、大きく下げて、センターラインを突き抜けてしまっています。センターラインまでの下げできちんと利益を出すことが重要なため、週足でのエントリーは見送りです。
相場が大きく反転するときは、月足は勝ちパターン1がでているが、日足では陽線と陰線が日替わりででてきたり、大きなローソク足がでてきたりと、エントリーできないことがあります。